第6回「ビキニ被災検証会」
シンポジウム「隠された核被災・ビキニ事件の真相に迫る」
-核被災・ビキニ事件に日米政府と科学者たちはどう関わってきたか―
汚染マグロを廃棄した延べ1000隻(実数550隻)約10000人の関係者のいるビキニ事件が、第5福龍丸に矮小化され、その乗組員さえも「被ばく手帳」が支給されていません。事件直後にアメリカ国務省に渡っていた被災記録が日本では60年たって開示されました。「誰が、なぜ事件を闇に葬ろうとしたのか」32年の追跡調査でようやく真相が見えてきました。放射性降下物による晩発性障害の危険性を明らかにすることが今、「フクシマ」のこれからのためにも求められています。
主催・「ビキニ被災検証会」
協賛・「15年戦争と日本の医学・医療研究会」「核、生物兵器、化学兵器に反対するABC企画」「被ば
くの歴史・平和学市民コンソーシアム」その他関連研究会(要請中)
・日程―11月13日(日) 午後14時20分~17時30分(14時開場)
・会場―エデュカス東京(全国教育文化会館)7階ホール 千代田区2番町12-2
JR市ヶ谷駅下車徒歩7分、地下鉄有楽町線麹町駅下車2分(5・6番)
日本テレビ麹町ビル向かい 地学会館の隣 TEL03-5210-3511
・参加費 500円(資料代)
・パネリスト
1、「ビキニ被災船員調査で見えてきた国家の犯罪」
山下正寿(「ビキニ被災検証会事務局長」)
―日本の公文書から見える政府の対応、被災船員の血液・歯の調査、厚労省「研究班」の捏造の報告書、「ビキニ国家賠償請求訴訟」の原告が政府に求めること-
2、「戦後『放射線安全ムラ』形成史 ―ビキニ事件と体内照射研究を巡る確執」
堀田伸永(現代史研究者)
―原爆症調査研究協議会、原爆被害対策に関する調査研究連絡協議会、七三一部隊関係者、統一教会関係者、中泉正徳、重松逸造、御園生圭輔、熊取敏之らの問題を含むー
3、「ビキニ事件と向き合った科学者・西脇安」 山崎正勝(東京工業大学名誉教授)
―ビキニ事件と日本の科学者の対応、核兵器廃絶運動の出発点「ラッセル・アインシュタイン宣言」への道筋、日本の核開発と科学者の関わりー
・コメンテーター 高橋博子(明治学院大学国際平和研究所研究員・客員、グローバルヒバクシャ研究会共同代表)
―米公文書などを通じ、米核実験と日本の関係を解明し、報告へコメント―